望む未来は、今の私の心の中に

多元宇宙統合生命論

望む未来は、今の私の心の中に

未来を創るのは私です。
未来を変えるのも私です。
誰か周りの人や、周りの環境が、未来を創ってくれるわけではありません。

誰でも、悩みや障害など、何かの困難にぶつかった時、
自分の「外」に答えを求めてしまいがちですね。

自分がこんなに苦しいのは、こんなに大変になのは、誰々のせいだ、この環境のせいだ・・・
自分の「外」のせいにしたくなるのは仕方がないかもしれません。
でも、そこに「答え」はありません。

例えば、人間関係で悩んでいて、目の前の人から逃げたとします。でも時間の問題で、同じような悩みを持ってくる人に出会うことになるでしょう。
例えば、仕事や生活に悩んでいて、目の前の環境から逃げたとします。やはり同じような悩みをもたらす仕事や環境に身を置かれることになるでしょう。

なぜなら、自分に原因があると理解していないからです。
自分が変わってないからです。

大抵の悩みは・・・自分に原因があります。
それは自分の過去の行為が原因かもしれない。
その過去とは、過去世なのかもしれません。
結局は、自分に原因があるのです。

まだ小さな子供は、何かの苦労の原因を自分で作っているわけではありません。
親のせい、家庭環境のせいと映るかもしれません。
でも、そういう親や環境を自分で選んで、何かの目的を持って生まれてきているはず。
本人に自覚がなくても、自分の生命が、あえてそういう苦労をすると決めてきたのです。

自分が変わらないと未来は開けません。
自分が変わろうとしなければ、未来でも同じパターンを繰り返します。
「自分に原因がある」と思わず、「外」の責任にしている時点で、自分は変われないことになりますね。

人間関係において、こじれた関係の相手を責め、その相手が変わることを望んでも、
他人は簡単には変わりません。

しかし、自分は自分で変えていくことができます。
自分が変われば、自分の生命が変わります。
例えば、現実の状況に変わりがなくても、その状況を受け止める気持ちが変わります。

この日々の繰り返しの中、自分が変わり続けていけば、自然と環境も変わってきます。
すべての生命は繋がっているのを実感するかのように、環境も状況も動き出してくるはず。

そして自分が変われば、きっと相手の心も変わってくる。変わるに違いないのです。

なぜなら、私たちの目には「他人」と映っている人たちも、同じ宇宙の生命として繋がっている存在なのだから。
ましてや自分にとって大切な人、家族・・そうした近い人は、
同じ使命や「業」を抱えた存在なのだから。
立場や役割こそ違っても、同じ「共業」を持って生まれ、それを共に乗り越えるために、人間として出会っている「生命」なのだから。

変わるのは自分です。変えるのは自分です。

もし大切な人を幸せにしたいのなら、相手に何かを求めるのではなく、
自分が変わり、自分が幸せになることです。
気がついた時には、一緒に幸福への軌道に進んでいるに違いありません。

未来は、誰かが創ってくれるものではありません。
未来を創るのは、「今の自分」でしかないのです。